ドレン処理装置
圧縮空気由来のドレンをそのまま放流していませんか?
- ドレン水をそのまま放流することはできません
油冷式スクリューエアーコンプレッサを源流とする圧縮空気システムの場合、冷凍式エアードライヤーやエアータンクから排出されるドレンには、法律※で定める排出基準を超える油分が含まれている恐れがあり、そのまま河川などに放流できないため、油分を排出基準以下にする適切なドレン処理が必要です。
- ※ 水質汚濁防止法とは
公共用水域や地下水の水質汚染を防止するための法律です。
有害物質などが河川等の公共用水域に排出されたことにより、健康被害や生活環境に被害が生ずる恐れがあるときは、応急措置と共に都道府県に届け出るといった、事故時の措置が義務付けられています。
ドレン処理装置の必要性
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油冷式スクリューエアーコンプレッサのドレン油分濃度は一般的に30~50mg/Lとされており、国の排出基準※や条例で定められている上乗せ排水基準の値を超えています。
ドレンの油分を、これらの基準値以下まで除去して排水するのがドレン処理装置です。
※ 油分濃度(ノルマルヘキサン抽出物質)5mg/L以下

各都道府県の排水基準
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瀬戸内海・太平洋側沿岸部などの一部地域では、1~3mg/L以下といったさらに厳しい排水基準があります。
また昨今の環境保護意識の高まりから、自社で厳しい排水基準を設けている企業もあります。
国の基準:5mg/L(水質汚濁防止法)
上乗せ排水基準:1~3mg/L(条例)2023年3月弊社調べ
※正確にはお客様の所在地の自治体にお問い合わせ願います。
